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コンジローマの感染率・発症率に注目

コンジローマは性病として知られていますが、ウイルスによって感染する病気です。
ただ、ウイルスに感染したからといって、必ずしも症状が出るわけではありません。
コンジローマの原因となるのはヒトパピローマウイルスと呼ばれるウイルスで、20代の女性の40%がこのウイルスを潜在的に持っていると言われています。

ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの原因ともなるウイルスです。
子宮頸がんはがんの中でもウイルスによる感染で広まるがんということが分かっていて、予防接種も実施されています。
子宮頸がんの予防接種の接種期間は、使用するワクチンにより異なりますが、多くは中学1年生の際に半年の接種期間のうちに3回行うことになっています。

接種回数が3回というのは、初めて打ったのを1回目とすると、2回目はその1~2か月後に打ち、3回目は半年後に行うのが一般的です。
1回目の際に医師から説明があり、場合によっては3回の接種回数をあらかじめすべて予約する病院もあります。

もし、コンジローマに感染している人と性行為をした場合の発症率は60~70%と言われています。
感染から発症するまでに1~2カ月もの期間がかかるだけでなく、感染しても発症していない人もいるので感染率は非常に高い病気です。
自分がコンジローマに感染していると気づかないうちに、相手にうつしてしまうということも珍しくありません。
長い場合ですと、半年も潜伏期間があったのちに発症するケースもあります。

コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスには100を超える種類があると言われています。
ウイルスの中でも良性のものがコンジローマとしてあらわれ、悪性のものが子宮頸がんの原因となります。
正確な感染率は分かっていませんが、性行為をしたことのある人の場合はかなりの確率で感染していることが分かっています。
これは、症状が出ていないだけで、ウイルスを持っている人がたくさんおり、数字には出てこない感染者がいるためです。

コンジローマの発症サイン

コンジローマの発症のサインは、男女とも性器にイボのようなものがたくさんできます。
男性の場合は目に見えるので比較的発見が早いですが、女性の場合はイボがあっても気づかないことが多いです。
かゆみや痛みと言った自覚症状はなく、どんどん増えていくのが特徴です。
性器だけでなく、唇にもイボが出来ることがあります。

イボの色は白やピンク、茶色などがあり、密集して出来ると言うのが特徴です。
女性の場合は性器周辺だけでなく、肛門付近までできることも珍しくありません。
コンジローマの治療はいくつかありますが、その中でもよく使われるのがベルセルナクリームです。
ベルセルナクリームは塗った部分にコンジローマの免疫機能がつくという性質を持ちます。
免疫機能を獲得すると、病気に対応する能力があるのでウイルスの増殖を防いで消滅させることが可能となります。

コンジローマの治療は、ベルセルナクリームが出来る前は液体窒素を使ったり、外科的にイボを切除するというのが一般的でした。
電気やレーザーを使って、イボを焼く治療もありましたが、性器に対して外科的な治療をすることに抵抗を示す人はとても多かったです。

さらに、コンジローマは再発しやすい病気です。
1度発症してから3か月以内に再発する確率は30%を超え、気づかないうちに再発していることもあります。
コンジローマはイボができる病気で、そのイボは性器に発生します。
オーラルセックスをしている場合は、唇や喉などの粘膜にできることもあるでしょう。

コンジローマは自然治癒することもありますが、再発を繰り返しやすい病気です。
性器にイボがあることに気づいたら、病院へ行ってきちんと治療を受けることが大切です。

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